こんばんは、本日で長かった図形の公式シリーズも終了です。最後は円錐の表面積の公式です。円錐(円すい)の表面積を求める問題は中学1年生のテストや高校入試でも非常によく出題されます。
円すいの表面積を求める問題は、まず展開図を書いて、側面積と底面積を求めるやり方を習った人が多いと思います。しかし、この解き方が非常に難しいんですよね・・・。
私も中学生のとき、円錐の問題が出ると、苦手意識が強くて全く解ける気がしませんでした。おそらく私のように、円すいの問題を苦手とする学生さんも多いと思います。
しかし、円すいの表面積を10秒以内に出すことができる夢のような裏技公式があります。
円すいの表面積を求める公式は
(母線+半径)×半径×π
です。「半径」は円の半径、「π」は円周率のことなので、わかる人も多いと思いますが、「母線」はどこの部分かわかりますか?
母線は、円すいの斜めの線の部分です。言葉で言うとわかりにくいので、図1を見てください。図1の青色の線の部分が母線になります。
この母線と、円の半径の長さがわかっていれば、円すいの表面積を数学が苦手な子でも簡単に求めることができるんです。
・下の円すいについて、
例えば、あなたは、(6+3)×3×πの計算ができますか?もしこの計算ができれば、図2の円すいの表面積を求めることができます。
今日紹介した公式は、教科書にもあまり載っていないので、知っておくと、他の子より素早く円すいの表面積を求めることができますよ。
円錐の表面積の求め方が終わったので、次回は
suugakunomondai.hatenablog.com
です。今までの図形の公式を覚えたか整理しましょう。